中村 景子 サイエンス光とその手があったか!を提案
/ NAKAMURA Keiko

株式会社スペースタイム代表取締役/CoSTEP1期本科修了

・表現媒体、文理、分野を問わず、サイエンスコミュニケーションの仕事を開拓し17年目

・現在、スタッフ14名。年間約250件の国や大学、研究機関からのお悩みごとを解決中

きっかけ

なかむらけいこ学生時代は工学部で画像処理のプログラムを学び、就職しましたが、ヒトの言語能力の解明に興味を持ち復学。音声認識の研究から書籍『フーリエの冒険』『量子力学の冒険』を制作。この書籍づくりとワークショップが私のサイエンスをわかりやすく伝える活動のはじまりです。

2005年にCoSTEP1期本科を修了し、「これは仕事として成立させないと担い手が増えない」と考え、サイエンスコミュニケーションの事業化を模索。最初の仕事は大学の授業紹介のチラシづくりでした。そこから口コミで広がり、サイエンスにまつわるお悩みを解決するうちに、ビジネスとして成立すると確信し2010年に法人化しました。

スペースタイム

どんな仕事をお引き受けしているか

  • ウェブサイト制作、ウェブコンテンツ制作
  • ポスターやパンフレットのデザイン、印刷
  • 論文作図、カバーイラスト制作
  • プレゼンデザイン
  • 動画作成
  • ライティング
  • イベント企画、実施
  • PBL、ワークショップ設計
  • 書籍の執筆、翻訳
  • コンサルティング
  • 講師 など
知の巡りを良くする
知の巡りを良くする

Policy

[伝える活動]から[伝わる活動]へ伝わるところまでを見届け、フィードバックを重ねることで質を向上させます。
[できます]から[やります]へ最先端のサイエンスを扱うということは経験値のないことばかり。「できます」とは言えませんが、「やります!」と言って挑戦させていただいています。
[その手があったか!]を提案実績豊富な私たちならではのアイデアを提案し、お客様の満足度を上げることに努めています。
 文系理系を分けないScienceという言葉は日本では“科学”と訳され、科学は理系分野の総称と認識されがちですが、本来は人文科学、社会科学、そしてアートもデザインも含めた知識学問とその表現すべての総称です。そのため、私たちは科学コミュニケーターとは名乗らず、サイエンスコミュニケーターと名乗っています。

伝わると何が起きるの?

サイエンスコミュニケーションの可能性を拓く

わかりやすく正しく伝えることで、大切な命、健康、尊厳、財産を守ることに貢献したいサイエンスコミュニケーションは、科学の発展に対して、一般の人々の科学に対する信頼を置き去りにしてきた悲しい歴史から生まれました。現代のように科学技術の恩恵が増してもなお、間違った認識や判断によって大切な命、健康、尊厳や財産が失なわれています。

多様な選択肢の中から、何を食べ、どんな医療を受け、どんなエネルギーを選ぶのか、どんな生き方を選ぶのか今を生きる人たち、未来の人たちに、より安全で、より幸せな選択をしてもらうための知識と判断力をわかりやすく正しく伝えていきます。

サイエンスコミュニケーションの意義と可能性を探りながら、サイエンスと人々との間に橋をかけ、安心で安全な社会を築き、夢を託せる科学技術と文化の発展に貢献していきたいと考えています。

サイエンスコミュニケーターの活躍の場を拓く

もう一つ目指していることは、サイエンスコミュニケーターの能力向上と、社会的役割を広めることです。

現在、サイエンスコミュニケーターの多くは、さまざまなアプローチで活躍していますが、社会が抱えている課題の多さに対して、まだまだ人も能力も足りていないと感じています。

そこで、私たちはサイエンスコミュニケーションのプロフェッショナルを増やすことにも貢献したいと考えています。お客様の多様な要望に鍛えられながら、サイエンスの知見を積み、デザイン力・表現力を持ったプロが育つ超実践型組織をつくろう!というのが会社設立に込めた思いです。