矢崎 英盛
/ Hidemori YAZAKI

博士(理学)/東京都立大学 理学部 生命科学科 特任助教
生態学・行動学の観点から生物の進化について研究するとともに、科学の魅力と自然の面白さをわかりやすく紹介する科学コミュニケーション/ネイチャーガイドの活動を行っています。専門は蛾類の進化。

自己紹介

図鑑ばかり見ていたせいでカタカナを最初に覚え、初めてしゃべった言葉は「ケムシ」という幼い頃からの昆虫好きです。大学では蛾類の翅の色彩の進化を中心に研究しています。
 
研究活動と並行して、専門である生態学・行動学の科学コミュニケーションを、プロとして活動しているネイチャーガイドと融合させ、効果的に生命科学の面白さ・魅力・意義を伝えようという活動を、東京と軽井沢を中心に行っています。
 
保育園から大学まで幅広い年齢層を対象にした学校での講座、自然に触れる機会の少ない親子向けのガイドを中心に、企業の職員研修、公園での観察会イベントの講師などを含むネイチャーガイド、生態学・進化学に関する一般向けセミナー&サイエンスカフェの開催などが、主な活動内容です。

CoSTEPでは19期・選科Cに参加し、最優秀賞を受賞しました。

最近の活動(抜粋)

中高生向けの昆虫採集・生態学講座(夏)

豊かな自然の残る横浜の里山地域を舞台に、午前中の昆虫採集で自然や生物に対する「原体験」を感じ取ってもらい、それを踏まえて午後には「定性的な観察」と「定量的な分析」を組み合わせた生命科学の探求の営みを体験してもらうワークショップを開催しました。

保育園児・学童保育向けの昆虫教室(冬)

雪に閉ざされる寒国の冬に、子どもたちに昆虫と科学の面白さを体験してもらう一助として、秋の間に身近で採集しておいた昆虫の標本づくりを指導しました。子どもたちは採集・展翅展足・ラベル書きまで自分たちの力で初めての標本箱を作り上げてくれました。

夜のライトトラップ昆虫観察会

埼玉県所沢市の「トトロの森」(公益財団法人トトロのふるさと基金)を舞台に、ホタルと夜の雑木林の昆虫観察会を毎年夏に開催しています。私は専門の蛾の知識を生かして、主にライトトラップを用いた昆虫観察・解説を担当します。

サイエンスカフェの開催

生態学・進化学の面白さやその意義を、一般参加者の方とディスカッションしながら味わおう、という「サイエンスカフェ」を、軽井沢町のバーで開催しました。

メディア出演・協力

2024-04-13 NHK Eテレ ヴィランの言い分「蛾 PART2」(協力・出演)
2024-04-06 NHK Eテレ ヴィランの言い分「蛾 PART1」(協力)

2018-04-22 毎日新聞関東版

その他

科学コミュニケーションのこれまでの実践の詳細、および研究実績は、私の個人HPをご覧ください。