石岡 準也
/ Junya Ishioka

<文化を創り出すためのScientist/Developer Relations>

 バーチャルリアリティ(VR)・拡張現実(AR)を取り扱う技術者コミュニティ(※1)の運営をしています。将来、研究者が居住地・組織の垣根を越えて実験研究を出来るインフラ活用のビジョンをもって活動しています。以下3つの活動(+α)を軸に日々発信を続けています。

 ①VR・AR側のオープンなコミュニティ文化に現在の研究者を繋いでゆく活動
 ②研究者コミュニティの中にVR・ARの有効な技術活用を伝えにゆく活動
 ③新興のXRコミュニティの活動と文化の定着を遠隔からサポートする活動

 現在の研究テーマは、好奇心ドリブンの文化圏(XR領域に限らず)の拡大・伝播の方法論の開発・実践です。

具体的な活動内容と個人で出来る事

<技術方面>
Sapporo HoloLens Meetupの企画・運営(2018~現在休止中)
 ・会場確保・登壇者募集・イベント告知ポスター作成・機材確保・受付・運営
 ・SNS告知・ツイートまとめ作成・運営まとめ記事作成・本人もショートトーク
・毎月定例の情報交換会 XRミーティングの北海道拠点運営・他地方拠点構築サポート・運営(2019~)
 ・会場確保・登壇者募集・SNS告知・初登壇者への登壇サポート全般
 ・本人も活動報告
 ・他の地域が拠点追加したい時にconnpassページ作成などの補助
VR/AR体験会の実施(随時)
 ・オープン、クローズド両方可
 ・必要機材の調達・レンタル・管理
 ・体験会実施記事の作成・発信(許可の範囲内で)
 直近:ThinkReality A3 体験会 Vol.0 in さっぽろ (2022/8/25)
     Portalgraph体験会@札幌 (2022/7/2)
・他の地域の技術コミュニティの運営支援・協働(随時)
 ・各種勉強会での登壇、実況SNS発信
 ・ハッカソンアプリコンテストでの地方開発拠点(札幌市内)の設置・運営
 ・パネルディスカッションの編成・運営
 ・他の技術領域との合同勉強会の開催、VR音楽ライブの広報協力
 ・Developer Relations職の勉強会への運営協力: DevRel/Japan Conference 2021, 2022
・地域のセミナーへの協力
 ・告知協力・SNS発信・運営方法のアドバイス・当日サポートなど
 ・協力先 北海道立総合研究機構, JCフォーラム

<研究者方面>
・VR技術導入事例の学会報告
・VR空間内ポスターセッションなどの事例紹介・体験会などの仲介
VR空間内アカデミックイベントの運営協力・告知協力
・VRを使用しないアカデミックシンポジウムでのオンラインコミュニケーション設計と現場サポート
・コンピュータサイエンス研究者と民間業者の仲介
・研究者・研究機関向けVR体験会の実施・報告(不定期)
 協力先:顕微鏡学会生体解析分科会物質・材料研究機構、北海道の大学
・博士交流会、若手研究者交流会などに参加して技術ニーズ調査など

<民間の協力先>
(随時確認次第公開予定)
・株式会社ホロラボ(アプリ導入支援・社内スキルトランスファー支援など補助業務(2022/8終了))

自己紹介

博士(工学)。専門は物性物理、顕微鏡学などナノテクノロジーと低温・その場観察に関するもの。大学の非常勤研究員在職中にバーチャルリアリティ(VR)・拡張現実(AR)の技術に触れて、遠隔支援技術と実験現場を組み合わせる方法[1]を模索したのちに独立。2018年のHokkaido MotionControl Network (DoMCN、有志の開発者コミュニティ)設立に参加。VR/AR技術の勉強会/体験会を企画・広報・開催して技術者コミュニティの運営経験を積む(→アーカイブ)。オンライン・SNSをフル活用したコミュニティ運営・コミュニケーション設計の知見をアカデミアにも還元する活動を行うことで、大学の研究者を技術者コミュニティの文化につなぐ活動をしている[2,3,4,5]。
 開発者に知見が流通するための活動全般を担当する職をDeveloper Relations(イベント参照)と呼ぶことから、Scientist/Developer Relationsを勝手に名乗っている。地方コミュニティの運営経験を他の地域での立ち上げにも役立てられるように、知見はブログやSNSで随時公開している。連携拠点がたくさん増えることで各地域での異領域への接点が増える事を期待している。
 CoSTEP 2期選科生。当時の企画の出張授業で手稲高校にてナノテク領域の研究生活について講演した。