安東 義乃 / Yoshino ANDO
京都大学で理学博士取得。植物と昆虫の相互作用ネットワークを中心に、侵入生態学、都市進化生態学、群集生態学、を専門として研究しています。
なぜ外来種は嫌われるのか?という素朴な疑問から、悪いと決めつけず調べつくそうと、外来植物セイタカアワダチソウと在来昆虫の相互作用ネットワークを研究してきました。最近は、都市に暮らす生物の生態や進化の研究も始めました。今一番の問いは「私たちには自然が必要だけど自然はそこまで私たちを必要としてないかも?」です。自然への敬意や畏怖は自然と調和した暮らしにつながると思っています。
現在は、北海道大学の幅広い陸域生態系の研究成果を社会実装するための、体験型の環境学習やエコツアーを、ポスドク団体EzoLin-K(エゾリンク)として活動中です。エゾリンク(EzoLin-K:Ezo Linkage of Knowledgeから命名)は、さまざまな専門分野を究めたポスドク5名が連携・協働する団体です。持続可能な社会のための「知と人材の好循環」を目指しており、事業内容は、大学の研究成果を体験型の環境教育として社会還元する活動と大学の研究力維持・向上のための研究力アシストの二本柱です。