Koji TOSE
/

 これまで経済産業省・文部科学省所管の国立研究開発法人に15年勤務し、農学×AI、医工連携をはじめとした分野連携プロジェクトの運営業務の傍ら、研究者の方々が繋がり新たなアイデアを得ることを目的としたワークショップを始め、それらの活動を支援するための研究費の制度設計を行ってきました。特に、海外との共同研究に向けて、海外の研究機関との関係構築、研究者と共同での国際ワークショップの企画・運営、共同研究体制構築に向けたサポート経験があります。
 これらに加えて個人としての活動では、自発的なアクションにつながる対話の場づくりや、科学研究そのもの魅力を伝える記事作成など、つくり手としての活動により深く取り組みたいと考えています。もともとの専門は生物科学(理学修士、2009)で、薬づくりのターゲットとして知られるタンパク質の働きを研究していましたが、現在は生命科学に限らず、2050年の社会を見据えた、情報学・ロボット工学・脳神経科学・心理学等の異分野連携による挑戦的な研究を支援するプログラムの推進を担当しています。
 科学全般のほか、教育・芸術・地域など、個人の感性や想いが出発点になる活動にも関心があります。2023年には、社外の個人活動として「京都府立 海と星の見える丘公園」のリブランディング及びWebサイトリニューアルに参画し、コンセプトの言語化支援、Webライティングを主に担当しました。外部有識者への豊富なヒアリング経験から、コンセプトの言語化・取りまとめ・情報発信を速やかに行うことができます。

(受講歴・保有資格など)
 北海道大学科学技術コミュニケーター養成プログラム(CoSTEP)修了(8期選科B・ライティング)。青山学院大学ワークショップデザイナー育成プログラム修了。
 中学校・高等学校教員免許(理科専修・数学一種)、2級知的財産管理技能士保有。京都市出身。

活動例

2050年の社会像を考える取り組み(ミレニア・プログラム) 制度企画運営(2021)
研究成果発信イベント 企画運営(2021)
ワークショップ:若手科学者と考える新しい社会のデザイン 企画運営協力(2019)
公式Twitter(JST CREST・さきがけ・ACT-I/X) 初代管理者(2018)

出版物等

新スマート農業(農林統計出版(2019)「付録編(政策編)」1-7 執筆)
AI時代と科学研究の今 (科学技術振興機構(2017)企画・ディレクション・記事編集協力)

その他

 「科学的な知識・考え方をわかりやすく伝える」ということだけではなく、立場・肩書きから外れて語られる「それぞれの声なき声」を形にしたいと思っています。

【関心ある書籍】
  ・ミラツクが500人と考えた未来のこと つながる知と知の響き合い(NPO法人ミラツク(2021))
  ・問いのデザイン 創造的対話のファシリテーション(安斎勇樹、塩瀬隆之(2020))
  ・専門知は、もういらないのか(トム・ニコルズ、高里ひろ訳、みすず書房(2019))
  ・インタビュー(木村俊介、ミシマ社(2017))
  ・すべての雑貨(三品輝起、夏葉社(2017))
  ・パラレルな知性(鷲田清一、晶文社(2013))