山本 典史
/ YAMAMOTO Norifumi

千葉工業大学 / 応用化学科 / 計算化学研究室 / 教授。博士(理学)。専門はコンピュータ化学量子化学分子動力学機械学習 などの手法を使って、機能性材料 や 生体分子 の性質や機能を明らかにしようとしています。「化学の楽しさをもっと身近に」をモットーに、身近で安価な材料の「」で作った、パズルのように組み立て・組み替えることができる、ペーパークラフト分子模型 PuzMol を開発しています。

自己紹介

こんにちは、山本 典史(やまもと のりふみ)です。専門は計算化学量子化学分子動力学機械学習などのさまざまな手法を使って、分子の解析や設計に取り組んでいます。

ビーカーやフラスコなどの実験器具は使わずに、コンピュータ を使って分子を解析する 計算化学 の研究に取り組んでいます。具体的には、量子化学分子動力学機械学習 などの手法を使って、機能性材料 や 生体分子 の性質や機能を明らかにしようとしています。

実験装置では調べることが難しいミクロな世界の分子のふるまいも、コンピュータでシミュレーションすることで、物質の機能を上手に制御するための指針 や 生体内の反応が巧妙に支配される仕組み を明らかにすることができます。私たちは、コンピュータを使って 化学現象を見る ことに挑戦しています。

連絡先
  • メール: norifumi.yamamoto [at] p.chibakoudai.jp
  • 所在地: 〒275-0016 千葉県 習志野市 津田沼 2-17-1
所属
  • 千葉工業大学 / 工学部 / 応用化学科 / 計算化学研究室
  • 千葉工業大学 / 工学研究科 / 応用化学専攻
職歴
  • 2022年 4月 千葉工業大学 工学部 応用化学科 教授
  • 2016年 4月 千葉工業大学 工学部 応用化学科 准教授
  • 2012年 4月 千葉工業大学 工学部 生命環境科学科 助教
  • 2010年 7月 名古屋大学 大学院 情報科学研究科 特任助教
  • 2007年 4月 岐阜大学 人獣感染防御研究センター 計算創薬研究分野 助教
  • 2004年 4月 東京大学 大学院 総合文化研究科 日本学術振興会 特別研究員(PD)
学歴
  • 2004年 3月 九州大学 大学院 総合理工学研究科 量子プロセス理工学専攻 修了 博士(理学)
  • 2001年 3月 九州大学 理学部 理学研究科 分子科学専攻 修了 修士(理学)
  • 1999年 3月 九州大学 理学部 化学科 卒業 学士(理学)
受賞

これまでのサイエンスコミュニケーション

小中学生・高校生に科学の楽しさ・難しさ・不思議を伝える 科学教室 や 公開講座 などの取り組みを定期的におこなっています。もし興味をもっていただけるようでしたら、山本までお問い合わせください。また、探究学習での指導助言 や 研究発表会でのコメンテーター についても、お気軽にご相談ください。

これまでに実施した科学教室

これまでに実施した公開講座
  • 日本コンピュータ化学会, 秋季年会, 一般公開, コンピュータ化学で拓く未来の科学
  • 県立船橋高等学校, かたちで決まるタンパク質のはたらき 〜タンパク質が活躍するミクロな世界を見てみよう〜
  • 八千代松蔭高等学校, 分子設計ワークショップ 〜ゲームで学ぶ分子のかたちとしくみ〜

これまでに実施した指導助言
  • 市立千葉高等学校の T さん(高2)と Y さん(高2) / 糖類の量子化学計算を少しお手伝いしました(T さんと Y さんは高校生理科研究発表会で優秀賞を受賞されました)
  • アメリカンスクールインジャパンの I さん(高3) / タンパク質の分子シミュレーションなどを少しお手伝いしました( I さんはマサチューセッツ工科大学で開催された合成生物学の国際大会に出場されました)

これまでに担当したコメンテーター
  • 日本化学会・関東支部主催の 化学クラブ研究発表会
  • 県立船橋高等学校主催の 千葉県高等学校課題研究発表会
  • 市立千葉高等学校主催の SSH 交流会 / CCSS フェスティバル

これまでに実施した講習会

ペーパークラフト分子模型 PuzMol

PuzMol は、身近で安価な材料である「」を使って製作した、パズルのように手軽に組み立て・自由に組み替えることができる新しい分子模型です。

PuzMol の詳細はこちら

接着剤などを使わずに組み立てることができるので、幼児や小学生でも安全に・手軽に使うことができます。

PuzMol は、基本的には、原子と結合のパーツを「平面的」に組み立て、原子同士のつながりを模式的に表現することができます。

PuzMol は、フラーレンのようなシート状の要素を持つものであれば「立体的」な構造を組み立てることもできます。

PuzMol が、子どもたちの好奇心・探究心を育む知的玩具として、授業での主体的・対話的な深い学びを促すための学習教材として、科学の楽しさを伝えるコミュニケーション・ツールとして、多くの方に活用していただければと願っています。

PuzMol の詳細はこちら

科学技術コミュニケーションに活用できるスキル

  • 北海道大学 科学技術コミュニケーター養成プログラム(CoSTEP)
    • 選科A 第18期 修了
    • 科学技術をめぐる社会的課題にたいして、柔軟なコミュニケーションを実践することで、多様なステークスホルダー間のギャップを調整したり、専門的な科学技術に対し信頼や関心を抱くきっかけを生み出すことができます
  • ジャパンGEMSセンター
    • GEMSリーダー養成講座 修了
    • 幼稚園から高校生までの幅広い年代を対象とした科学・数学の参加型体験学習プログラムを実施することができます
  • 熊本大学 教育改善スキル修得オンラインプログラム
    • 科目デザイン編 第5期 修了/ FD活動デザイン編 第1期 修了/ 自律学習支援編 第2期 修了
    • インストラクショナルデザインという方法論に基づいて、教育・研修などを効果的・効率的・魅力的にするための設計・提案をすることができます
  • 教育のためのTOC 日本支部
    • 国際認定プログラム 修了
    • 論理的に・創造的に問題解決するための助けになる思考ツールを紹介することができます
  • ナラティブ実践協働研究センター
    • カウンセリング・トレーニングコース 修了
    • しっかりと話を聞くこと・丁寧に問いかけをすることができます

将来の科学技術コミュニケーションの方向性

私は、科学技術コミュニケーターとして、科学に携わる研究者・教育を担う大学教員としての知識・スキル・立場も活かして、科学や技術を「伝える」こと・社会と科学を「つなぐ」ことが求められる状況において、活躍したいと考えています。