- 受付終了 2023年1月28日詳細はサイトをご覧ください
- 発信元 https://www.cira.kyoto-u.ac.jp/j/pressrelease/seminar/221219-100000.html
第32回CiRAカフェ「ズレも積もれば発見となる~コンピュータと見つける生物システムの謎~」を2023年1月28日(土)に開催します
どんなに正確にと心がけても、製造過程で起きるわずかなズレ。生物の体内でも同じことが起きています。私たちの体が機械ではないからこそ生まれる小さなずれを、コンピュータという機械を用いて見つけていこう、そんな研究が進められています。
計算生物学は、コンピュータを使って生物研究から得られたデータを統計的に処理したり、そのデータからパターンを見つけ予測に活用したりする、新しい生物学です。コンピュータを活用することによって、これまで人間では気が付かなかった小さな違いやパターンも見つけることができると考えられています。
今回のCiRAカフェのスピーカーであるCiRA河口理紗講師(未来生命科学開拓部門)は、計算生物学の手法を用いて、がんのMRI画像について医師や病院ごとの違いによらずがんの進行度を予測したり、同じ遺伝子を持つ四つ子のアルマジロのわずかな違いを見つけてきました。計算生物学を用いると、これまでの研究で見過ごされてきたわずかな違いも組み込んだ、より精度の高い医療研究ができる可能性もあるそうです。
「コンピュータを使った研究は想像以上に泥臭い」と河口講師は語ります。このカフェでは、計算生物学だからこそ気づけた発見と、その裏にある研究者の地道な研究活動について語ってもらいます。
今回のCiRAカフェは、北海道大学Co-STEPのサイエンスコミュニケーター 奥本素子准教授を招聘し、企画・準備を行いました。当日も、奥本准教授に聞き手を務めていただきます。
このイベントは、CiRA研究棟およびCiRA公式YouTubeチャンネルでのハイブリッド開催です。現地参加をご希望の方は、下記のURLからお申し込みください(定員30人)。
みなさんのご参加をお待ちしております。(CiRAカフェは日本語で行われます。)